優越の錯覚
自分が幸せになるために優劣をつける
人を不幸にするために優劣をつけるのではない
先日、とある動画を見つけました。
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1968年4月
アメリカ中西部のアイオワ州
ライスピルの小学校での
人種差別についての実験授業
白人の子どもたちだけが集まるクラスで
青い目を持つ子供は優れ、
茶色の目の子供は劣っていると決めて
学校生活を過ごさせた。
「青い目の子はみんな良い子です。
青い目の人は5分余計に遊んで良いですよ」
「茶色の目の子は水飲み場を使わないこと。
なぜなら茶色い目の子はダメな子だからです」
この授業ではまず、
担任の先生が子どもに
黒人やネイティブアメリカンへの差別の実態を
子どもに聞いた。
子どもたちには一生懸命、
持っている知識を駆使して
理解していることを話した。
その後、先生は、
子どもたちに宣言する。
「先生は青い目です。青い目の人はいい人
だとしましょう」
茶色の目の子どもたちには
黒い襟をつけさせ、
青い目が優位だと区別した。
すると、
青い目の子どもたちの行動が変わり始めた。
「青い目の子は茶色の目の子と
遊んではいけないですよ」
と言われた茶色の目の子は
「何もする気がしないよ」
とうつむく。
昼休みには
「茶色い目」と言われた子どもが
青い目の子と喧嘩した。
なぜ殴ったのか?と聞かれた子どもは
「バカと呼ばれたような気分だったから」
と答えた。
「殴ってすっきりしたのか」
と聞かれても子供は首を振るだけで、
言葉が見つからない。
今度は青い目の子に
「昨日まではそういう言葉を
使っていなかったじゃない。
なぜ「茶色い目」と言ったの?」
と聞くと・・・
「茶色い目だから」
と子どもが答える。
翌日、
「実は間違っていました。
茶色い目の人が本当は偉いのです」
と子どもたちの立場を逆の立場に置かせた。
先生の指示により
茶色の目の子供は嬉嬉とした表情で
黒い襟を青い目の子につける。
青い目の子は戸惑いの表情を見せた。
この授業で担任の先生は
「普段、子どもたちはお互いに
優しく接し、協力し合い、仲良くしていました。
ですが、優位のグループに所属すると途端に、
突然、傲慢になり、差別的になり、
敵意をむき出しにしたことは衝撃でした」
と語る。
差別される側に
実際に立って被差別を体験し、
子どもたちの人種差別に対する考え方を
変えることを目的としていたが、
実験授業の結果
「優れている」とされている時は
テストの点数が最高で
「劣っている」とされたときは
最低だったことが解った。
https://youtu.be/ooEQ7AtVVrg
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この映像は私たちに色々なことを
教えてくれる映像だと感じましたので
今回シェアをさせていただきました。
この映像からの気づき
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