○○で泣いて最後に笑う
12月に入りました。
2020年を振り返ると・・・
『今年もやりきったーーーー』という
1年だったでしょうか?
それとも?
『まだまだできたなー』と
後悔する1年だったでしょうか?
まだ1ヶ月あります。やりきりましょう。
とは言いつつ・・・
自分に対するできない言い訳って
何とでも作れちゃいますよね?
自分自身にはとても甘く
「苦」と「楽」があれば
思わず「楽」を選んじゃいたくなりますよね??
そんなときはどうすればいいのでしょうか?
本日は致知出版社さんの記事
私の祖母が好きだった
「大関 琴風さん」のお話
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【一生休まずにする努力 】
一番怖いのは怪我ではないし病気でもない。
他人でもない。
自分自身です。
ただ、私も人間ですから、
最初から「やってやろう」なんて
思っていないわけです。
凡人ですから、
「終わったな」「無理だな」「もうダメだ」
と思うこともあった。
そこで何かのために頑張る
というものを常に持っている人でないと
ダメだと思います。
今回私は弟子のために
稽古場に戻らなければならない、
もう一度家族に笑いを取り戻させたいと。
そして、願わくば、
お世話になった相撲界にご恩返しをするために、
もう一度働きたいということが大きな目的でした。
自分のためにやることは、しょせん甘いです。
自分は楽を選びたいもの。
嫌ですよ、苦しいこと、つらいことは。
稽古中もそうです。
親方に
「ほら琴風(現役時代の四股名)四股(しこ)を200回踏め」
と言われると、200回踏んだ後に、
「おふくろのためにもう20回」
「俺の出世を待っているおばあちゃんのためにもう20回」と、
そうやって四股を踏んできたんですよ。
それがプロの世界、競争の世界です。
だから弟子たちにも言うんです。
稽古が終わった後、
礼儀として親方である私に
「どうもごっつあんでした」と挨拶に来る。
その時、「ここまではおまえがやったんじゃないよ。
親方が言うからやったんでしょ。
ここまではやらされたんだ。
ここからおまえが誰のために頑張るかだよ」と。
1日10回余計に四股を踏む。
1年で3650回です。
この3650回を大晦日1日で取り戻せませんよ。
この少しの差が人との差になるんです。
でも、これは自分のためだったら
やれていなかったと思います。
私はいま、56歳になって
もう一度土俵に上がっているような心境です。
おかげさんでこの怪我は
1日でも怠けると元に戻るというか、
3日も寝ていたら歩けなくなる。
以前は弟子を育て、ある程度
相撲界にご恩返しができた後は、
女房とのんびり過ごしたいなと思っていましたが、
こうなった以上、「一生休むな」と
決められた人生なんだろうなと思っています。
現役時代、サインを求められると
「稽古に泣いて土俵に笑う」と書いていました。
この怪我によって
私も、弟子も、家族も、一度は笑いを失いました。
だけど、もう一度心からの笑顔を、
笑いを取り戻したい。
最後には絶対に笑ってやる。
「怪我に泣いて、最後に笑う」
今はそんな気持ちでいます。
“怒涛の人生 かく乗り越えん”
尾車部屋親方、尾車浩一氏の心に響く言葉より…
『月刊致知 2013年9月号』致知出版社
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今年は色んなことがあった年でした。
そんな時にどう考えるか?
によって次の行動が変わる。
「○○に泣いて、最後に笑う」
どんな時でも
最後に笑えるように
今日も生きていきましょう\(^o^)/
本日も最後までお読みいただきまして
ありがとうございました。
有限会社シンプルタスク
井上久理子
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