習慣形成に出逢って・星野修様
「習慣形成!」 株式会社HSコーポレーション 星野 修
僕は2008年に、喜働力塾東京校2期生に参加し「習慣形成トレーニング」の大切さを身をもって感じたひとりです。
ナニメンさんが、「人に能力の差はない、あるのは習慣の差!」
と言われ、そこまでいうのならと軽い気持ちで、毎日メールマガジンを始めました。
現在まで、約10年毎日継続しています。
内容は、自分の1日の振り返る日記と本を読んで感銘を受けた箇所を書く。
メルマガを書いているうちに、もっと社員に分かりやすく文章で伝えようと感じ、自分目線の文章から相手目線の文章を書くことを意識し、末尾を柔らかく、共感のもってもらえる内容に工夫していきました。
また、社員が通勤時間の朝7時50分に配信するというマイルールも自分で決めました。
その内容が、面白いということで、様々な経営者さん、社員さんが読者になってくれて、その期待に応えるべき、様々な本を読んで、紹介する様にも心がけました。
そうすることで、人に与えることの喜びを感じていたときに、出版社さんからもお声がかかりました。
「星野さんの思いを本にしませんか?」
その結果、「大家族主義経営」「前進すれば道は開ける」2冊の本を出させていただきました。
本にすることで、自分の知らない、たくさんの方々読んでくださり共感をしてくれました。
その本を採用に活用できないか?と考え、就職活動において、全国の専門学校さんに本を配り、弊社の内定者の社員にも本を配り、入社する前から僕の考えを分かってもらえるようになりました。
すべての始まりは、毎日7時50分に配信されるメルマガからです。
自分で文章を書けるようになると、人にもしっかりとお話しできるようになる。
そのような相乗効果がでました。
でも、始めたころは、辛くかったですね。
「何を書こうか1時間、2時間も考えても出てこない。」
という日々が何日もありました。
そこで、自分の仕事や家族のこと、仲間のことを自然にかっこつけずに書き出したら、自分にとっても変化があり、カッコつけて生きなくてもいいんだ!!
ありのままの自分を受入れて、相手も受け入れる自分になれました。
毎日、文章をつくることがいかに自分で考えた文章をアウトプットすること、それが自分の会社の経営にも生きていると感じます。
社員からも
「代表は、○○に飲みに行ってたのですねー」
「北海道から帰って来たのですか?」
日々の社長の行動を毎日社員がチェックします。
また、僕が大切にしていることなど、ここに力を入れて欲しいことなどを書くので、社員に浸透しやすいです。
また、毎日メールがくることで、会ってないけれど親近感が湧くなど、毎日の凄さを感じています。
人生はどこでどう変わるか分かりません。言われたことを素直にやってみる。
それだけで人生が変わっていくんですね。それを体感してますし、実感しています。
現在は、自分の成功体験をぜひ、社員にも感じてもらいたいと思い、毎月ナニメンさんに「習慣形成」の社員研修を行ってもらっています。
朝の9時から12時までの3時間。毎月1回2回コースで・・・
参加した社員の感想です。
「新しいことに挑戦する事も大切ですが、誰にでも出来ることを誰にもできないくらい続けます」「習慣が大切だと言われたので、まずは何か一つ習慣を創り出す習慣をつくるようにします」
人は人で磨かれていきます。
この世に生を受けた時は原石のようなものです。
その原石を母親の愛情や父親の愛情で育まれ、社会に出て他人から磨かれて一人前になっていくんだと思います。
そこで、いい習慣を持って生きるのか?悪い習慣をもって生きるのか?
その後の人生で大きく変わります。
弊社は、入社したらOJTノートを毎日書くように言っています。
仕事が終わって、一日の反省をして明日への目標を書く。また、写真やイラストを使って工夫する。それを上司が週1回チェックし、応援メッセージを書きます。
社員に言っているのは、OJTノートを毎日の習慣にする目的は、「未来の自分の子どもに書いてください。」と言います。
社員も弊社で働きながら、結婚して子どもが生まれて家庭を持ちます。
その子どもが20歳を過ぎて社会に出るときが必ず来ます。
そこで、自分の子どもに「お父さん(お母さん)も入社したての時は、このように頑張ってた」とOJTノートを子どもに見せてあげて欲しい。
子どもなりに、何かを感じ、社会で働くことの意味やお父さん(お母さん)も若いころは頑張ってきたという証しになるのです。
OJTノートを手を抜いたら、子どもに見せてあげることができません。
また、そこで上司の社員がどのようなコメントをしてくれて救われたか教えてあげて欲しいのです。
習慣にすることで、自分の子どもにまで影響を与えるノートになる。
そう思っています。
弊社で働く目的は「健康を通じて、人々を幸せにすること」です。
そのためにも社員教育が必要です。
社員を育てるのは、社長の責務だと思っています。
弊社では、「患者さまを笑顔にする」ために、自分で考え、自分で行動に移せる「自立型」の社員を育てること。
弊社のビジョンは「人間力日本一の企業になり地域の人々を元気にする」ことです。
大家族主義を柱に、応援し合う風土をつくりながら、一人ひとりに理念を浸透させ、利他の心を持ち、地域の皆様の健康をサポートする。
そこには、日々の習慣が欠かせません。
社員教育には、時間も手間も、お金も必要です。
社員教育の手間やコストを惜しむ会社は未来が明るくない。
手間やコストがかかっても、社員教育に投資をする会社の未来は明るい。
社員には、毎日OJTノートを書き、習慣形成を社員教育に用いて「いい人」になってほしいと思っています。
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