習慣形成と出逢って・勝川由康様
私には、1つ年上の妻と、8歳の息子がいます。
ナニメンさんに出会う以前、お恥ずかしい話、家族のこと、特に妻とのぎくしゃくに、悩んでいました。
妻が息子を毎朝、毎晩のように叱りつけているところに、私が割って入っていって、「そんな言い方するな!」とか、「その怒り方が、将来、鏡のように自分に返ってくるよ!」と、こちらもイライラしながら妻の言葉を制して、その場は一旦おさまるのですが、そのあとすぐに場の空気が張り詰めて、どちらからともなく夫婦喧嘩がはじまることも1回や2回ではありませんでした。
息子は口論になる二人を深刻な空気を感じながら、真剣な目で見つめ、こんな状況をつくってしまったことが自分自身に原因があるとおもったのか、妻に向かって抱きしめてもらおうとしている姿に、私はハッとさせられる日々でした。
ナニメンさんに関わってもらって習慣をつくる習慣の重要性を体感しました。
当時の私に必要な習慣は、いつも通りの日常に感謝すること。
特に妻の存在に感謝せず、妻の悪いところばかり目を向けている自分に気付かせてもらいました。
早速、気付いたその日から妻への感謝の言葉を伝えるようにしました。
それまでより早く起きて、妻と息子とコミュニケーションする時間を多くとるようにしました。毎日、「最高の1日でした!」と起きた時、寝る前に自分の1日に感謝しました。
その後、妻の機嫌がよいときだけしか、妻に感謝していない自分に気付きます。
やはり息子をめぐって、イライラする妻に対しては、言葉で抑えようとする自分がいました。そして以前よりはケンカの回数は減ったものの、まだまだうまくいかない毎日のなかで、
「イライラしている時でも息子をかばうのではなく、妻に感謝の姿勢を示したらよいのかも・・・」息子がいつも怒られている時に、息子に向かって言葉をかけていたところを、「私の気持ちをわかってくれない!」と感じている妻のほうに近づき、「いつも息子を世話してくれてありがとう。」と伝えたり、肩をマッサージしてみたり。叱っている時にじっと無言で様子を見守るようにして、あとで妻から状況を話してもらうことに努めました。
あたりまえのことですが、妻は、私の「社長」という肩書きは一切効きません。
私の人間力、包容力が問われる瞬間を随所で試されます。
「わかってるよ!」を飲み込み、「ありがとう」に変換する努力を続けた結果、やがて妻の笑顔が戻ってきて、息子も安定した心を取り戻していきました。
人に感謝すること、信頼することが、鏡のように反射して人から信頼される人間をつくるのだなと改めて学ばせて頂きました。
この私の成長を一番感じてくれているのは、実は会社の幹部だったりします。
おかげさまで、社内幹部の雰囲気も非常に前向きになり、新しい課題に積極的に取り組める組織となりました。ここにも習慣形成は大きく寄与しています。
まだまだ課題は山積しておりますが、決して、自分や幹部に甘くなるということではなく、より厳しくなりましたが(笑)、経営理念にうたっている通りの自分、「愛をもって、人とサービスをつなぐ」方向に舵をきれていることに感謝の気持ちでいっぱいです。
株式会社 和光
代表取締約 勝川由康
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